説明 「World of 〈×××der〉」

“銃弾”は「この世に生を受けて、初めて習う共通の挨拶」である。
“魔法”は「神々が全生命体に授けた、最低最悪の皮肉」である。
“機械”は「世界で最も命を奪っている、無垢なる子供達」である。

そして“命”とは、「盤上で賭けられるたった一枚のコイン」である。

このプレイセットは、硝煙と幻想と鋼鉄が共存する異世界のとある軍事国家を舞台としている。世界は長らく続く戦争の渦中にあり、舞台となる国も例外ではない。そしてどの戦いにおいても勝利する為ならば、世界に根ざす神秘なる遺産や人類が培ってきた文化さえも使う。

つまりは──無理やり飼い慣らした竜が他国に砲弾をぶち込み、
古代種をエネルギー源にした魔導銃を撃ち合い、
機械の身体の兵士達が敵陣に突撃を仕掛けたりする。

このプレイセットを遊ぶ上で一番重要な点は「世界観はあくまでもファンタジー、そしてフィクションである」と いう意識を頭に入れておくことである。
実際の戦争や軍隊の話を持ち出したり、整合性を説いたりはしないように注意してほしい。また世界観の設定を考えるのが難しい場合は、より普遍的な 軍記物 に改変しても構わない。

その上で戦争の理由、国の名前や文化、キャラクターの所属などを想像し、話し合い、共有することでセッションは盛り上がるだろう。