ルーンクエスト

1978年に1版が、1979年に2版が発売され、1988年には3版が日本語化されました。1992年には日本独自で簡易版ルーンクエストともいえる『ルーンクエスト・ナインティーズ』も発売されています。そして2018年に英語版がは発売されたルーンクエスト最新版『RuneQuest - Roleplaying in Glorantha』は、今年秋、スターターセットの日本語版がフロッグゲームズから発売予定となっています。
システムは『新クトゥルフ神話TRPG』と同じBasic Role Playingですが、戦闘面での特徴として身体の部位ごとに割り当てられたヒットポイトや、攻撃の際には身体のどこの部位に当たったかを決定する、1ラウンドの行動ポイント(相当のもの)が決まっていて、それをもとに行動を組み立てる、などがあげられます。また社会面での特徴としては、多くの神が用意されていて、それぞれどの神を信仰するかによって取得できる呪文に違いが生まれたりします。またその信仰する神様がキャラクターの行動指針になるため、ロールプレイの支援にもなっています。

『RuneQuest - Roleplaying in Glorantha』

  • GM:はなたかさん(募集プレイヤー数:2~4人)
  • GM:ほへーさん(募集プレイヤー数:3~5人)
  • GM:なゆたさん(予約限定卓。募集プレイヤー数:2~4人)

2018年に英語版が出た最新版のルーンクエストです。システムとして3版でややこしくなりすぎた部分を取っ払ったため、後述の『RuneQuest 2nd』に近くなっているのと、同じくグレッグ・スタフォード作の『Pendragon』から「祖父の代からのライフパスの決定」や「感情ルール」などが導入されています。また各キャラクターはいくつかのルーンとの親和性が数値化されていて、それを使って神性魔法を唱えたりするあたりに違いがあります。
また、3版の舞台は1620年でしたが、こちらは1625年と少し時間がたっていて、世界の状況も変わっています。
ダイス:様々

『RuneQuest 2nd』

  • GM:ひろりんさん(募集プレイヤー数:~5人)

1979年に出たルーンクエストで、一番古い普及版という立ち位置でしょうか。日本語になった3版に比べるとよりシンプルであった部分(ストライクランクとか)や、取り除かれた部分(ボーナスなど)を見てとれるのではないでしょうか。また基本的な舞台は3版以降とは違う場所であったりします。
ダイス:様々

『ルーンクエスト・ナインティーズ』

  • GM:ヤネウラさん(募集プレイヤー数:2~4人)

1992年に日本独自で開発発売された簡易版ルーンクエストです。部位ごとのヒットポイントをなくしたり、使用するダイスをパーセンテージダイスとd6のみに絞り込んだり、戦闘行動や能力値対抗判定のの単純化などが図られています。何気にこの作品のサプリメントで日本独自の手で、舞台となる土地のヘックス入り地図や遭遇表、村落や風景などが用意されて旅を志向したプレイができるようになったり、今まで英語でしか紹介されていなかったカルトの設定が日本語化されていたりと、面白い発展をしていた作品です。
ダイス:d100、d6

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