報告が遅くなりましたが、2020年5月23日、lumpley games(アメリカ合衆国マサチューセッツ州)との間で、D・ヴィンセント・ベイカー、メギー・ベイカー『The King is Dead』(2019年製作)の翻訳出版についてライセンス許諾契約を締結しました。『我らが王の身罷りて ~継承戦争秘録~』を邦題として翻訳は完了しており、2020年10~11月中の出版を目指し現在、最終チェック中です。
デザイナーであるD・ヴィンセント・ベイカー氏は、ストーリーゲームのデザイナーたちが集まる掲示板「Forge」のモデレーターを務められ、『Dogs in the Vineyard』(2004年)のデザイナーでもあります。メギー・ベイカー氏は『One Thousand and One Nights: a game of enticing stories』(2006年)のデザイナーで、2010年には多数のフォロワーを出し続けているRPG『Apocalypse World』を夫妻共同で発表されています。
この『The King is Dead』はGM不要・準備不要のRPGで、国王が死んだばかりのある王国を舞台に、PCたちはそれぞれ様々な派閥に属する若い貴族となって、「敵と手を組み、友を裏切り、仇と恋をし、危地に飛び込め」のあおりの様に、泥沼の政闘や戦争に身を投じてもらうことになります。分かりやすいイメージとしては、海外ドラマの『ゲーム・オブ・スローンズ』につきます。