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すべては変わってしまった。もう事務仕事も用事も野球もない。俺たちはいまだに変わらず揉め事を起こし、言い争い、嘘をつく。しかしそれは金やドラッグ、権力のためなんかじゃない。世界にリビング・デッドが溢れている今、生き残ることこそが重要なんだ。 理屈から言えば、結束するというのは何時だって良い考えに思える。数は力、そうだろう? 望むなら信じ続けても構わない。しかしあいつらはゾンビの前にお前を殺すことだろう。忘れるな、重要なことはただ1つ。生き残ることだ。 これは単一で遊べるプレイセットではない! このサプリメントはプレイセットへの追加ルールで、他のプレイセットに挿入するために用意された場所や物品、状況、修飾を集めたものである。 言い換えれば、これを使うには他のプレイセットも必要だと言うことだ。 なぜゾンビ・プレイセットの完全版を作らなかったのか? あまりにも多彩なテーマで、あまりにも多くのゾンビ映画が存在するので、1本のプレイセットに絞り込めなかった、という訳だ。ゾンビ物を単一の設定になど固定できない。連中はほとんどどこででも場所で活動している。南部の素敵な町のゾンビ? 最高だ。西部開拓時代のゾンビ? 当然、ありだ! グラシー・ノールに立つゾンビ? オズワルドはケネディが抱える問題でもちっぽけなものなのか。
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あらゆるプレイセットを「……というドラマ撮影だったんだが」に(きっと)変える【転落】表。 最初は至って順調な撮影、しかし現場で起こるハプニング。 それは現場の混乱かもしれない、不祥事かもしれない、予算かもしれない、急なテコ入れかもしれない。何にせよ演者たちは制限やストレスを強いられ、頑張って撮影していた作品は混沌とした状態になることだろう。撮影はそれでも続けなくてはいけない。 悪化する環境の中でせめて作品だけはきっちり仕上げるか、それとも仕事を放棄して適当に話をまとめるか。 『フィアスコ』縛りプレイ。全面的に難易度が高くなるはずなので『フィアスコ』慣れしてる仲の良い人とプレイすることがオススメ。 これは単一で遊べるプレイセットではありません。プレイセットへの追加ルールで、他のプレイセットに挿入するために用意された【転落】表です。
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『これなら死んだ方がマシだ!』 君たちは、フィアスコで自分のキャラクターが死ぬよりも酷い目にあったことがあるだろうか。 または、(そこそこ出目が高くとも)物語の流れとしてキャラクターに 死を贈りたい場合は? あるいは事前に彼または彼女がどうせ死ぬと分かっているならば、もっと過激で劇的な行動を取ることができたかもしれないと思ったことは? キャラクターが絶対に死ぬ残響――この「約束された死 残響」はそんな問題を一気に解決してくれる。 注意 自分のキャラクターが死を迎えることを忌避するプレイヤーは少なからずいる。彼らへこの残響を使うことを強要してはいけない。あくまで全員の合意が快く取れたら使用すべきだ。
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ただひとつ違っていたのは――奥さまは魔女(人間を生贄にするタイプの)だったのです! まず、定義しよう――超常現象は存在する。少なくとも、人間に危害を加えるタイプの怪物は暗躍している。テキサス革命の原因はデヴィルとデーモンの代理戦争で、アイソトニック飲料の売上は2割方人狼氏族の懐に入り、フィリピンとポーランドは超能力兵団の運用に失敗した。 もちろん君たちの隣人――文字通り人間の姿で近所に住んでいるとは限らない――はそんな大それた陰謀を実行できるほどの知恵もコネも興味もない。日夜吸血鬼の殺し屋共に追われ、打ちひしがれてさえいるかもしれない。だが、そいつはまず間違いなく君より強い……真正面からピストルを構える君を3秒以内に殺せる程度には。 運用に際する諸注意 これは日常に忍び寄ってくる怪物とそれに翻弄される人々を演出するためのサプリメントであり、これを遊ぶには他の【プレイセット】と組み合わせる必要がある。 モンスターという強力な存在を主題にする以上、これを使うことによって元々の【プレイセット】で決めたキャラクター間の【つながり】がセッション中うやむやになる可能性がある。だが、その時は「それならそれでもいい」と割り切って、プレイヤー間の【人間関係】を怪物の恐怖を増幅させるスパイスぐらいに考えればよい。 このサプリメントにおけるプレイヤーの作るキャラクターは程度の差はあれ武力に乏しい人間を、【プレイセット】は不可思議な状況、不意の暴力に対処しづらい環境を想定している。『メイン・ストリート通り』、『郊外物語』、『1692年、セイラム』は問題なくこれを導入できる。『氷上の世界』、『バック・トゥ・ザ・オールド・ハウス』は閉鎖環境もあいまって怪異の恐怖を演出するのにぴったりだろう。 もちろん向かない【プレイセット】もある。『ピナクル・シティの我らがヒーロー』は超能力者や吸血鬼をただの三下ヴィランに落とし込み、『ドラゴン殺しの英雄譚』の冒険者連中は(倒せるかは別問題として)モンスターに慣れすぎており、その強さにしか恐怖を感じないだろう。