説明 先生は、異郷からやってきた。

はじめはこの土地の言葉を話せず苦労したらしいが、今では同じ言葉を話している。

ある日、先生の故郷の言葉を聞いた。聞いた事のない音の響きに見たこともない世界を垣間見た。言葉は世界だった。

遠い遠い場所の、誰も知ろうとしなかった異郷の言葉を、私だけが先生に尋ねた。そうしてお互いを知り、会話をするうちに新しい言葉が生まれた。

この言葉が、先生と私のつながりに思えて、たった2人の大切な言葉にしたいと思った。