説明 残骸と共に打ち上げられた砂浜で、キミは目を覚ました。
昨夜の嵐は、乗っていた船を容赦なく蹂躙し、海の藻屑へと変えた。
もとより、無謀な航海だったのかもしれない。
どうやら、ここは無人島のようだ。
必要なものは、何もない。
だが、贅沢は言えまい。今、生きていることがすでに奇跡なのだ。
とりあえずキミは、神に(あるいはもっと別のなにかに)感謝してみた。
もちろんキミは、まだ何も知らない。
この島の秘密とこれから起きる一連の悲惨な出来事について……。