説明 これは、僕が、吹奏楽を辞めるまでの物語だ。

心踊る瞬間があった。美しい音に高揚した。いっそのこと、恍惚でさえあった。一人では作りだせない音楽が、愛おしかった。

――だから、吹奏楽が好きだ。

心なんて踊らなかった。美しい音なんて出せなかった。ただひたすらに、苦痛だった。
手を取り合わなければ作り出せない音楽が、憎かった。

――だから、吹奏楽が嫌いだ。

「僕が吹奏楽を辞めるまで」は、吹奏楽部での人間模様を描くプレイセットです。